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Campfire Audio Jupiterの第一印象 [オーディオ]

BA型はダイナミック型よりもエージング効果はないといわれているが、実際のところはそれほど単純ではなさそう。
複数のBAユニットを使ってる限りはクロスオーバーネットワークが入ってるであろうし、ケーブル部分もある。
これらについてはエージング効果があってもおかしくない。
ただ、数十時間を要するダイナミック型よりもエージングに要する時間は短くて済みそう。

で、Jupiter。
正真正銘の卸したての状態では音場が寸詰まりのやうな聴こえ方だったが、1~2時間ほどでほぐれてくれた。
以下は1~2時間を経過してからの印象。

左右方向の音場の広がりには不自然な強調感はなく、スーッと自然に広がるいのだが、奥行き感はかなりのもの。
音場感とはちょっと違うのだけれど、演奏の強弱の違いがハッキリしており、演奏による遠近の演出が分かりやすい。
その意味ではモニターっぽい聴こえ方だ。

低音や高音の伸びも強調感のない自然体。
でもナロウレンジではない。
Jazzのシンバルはジャキーンってゆー強めの聴こえ方ではなくシャキーンとかチャキーンって感じなのだが、明瞭に聴こえる。
ディジタル系のホワイトノイズも他のイヤホンよりハッキリ聴こえる(それがイイのか悪いのかは別として)。
楽音を聴くと低音の量感は控えめに聴こえる。
しかし、低周波に近いノイズ(ショルティのマーラー交響曲5番冒頭の外を走る自動車のエンジン音)は他のイヤホンよりもハッキリ聴こえるから、かなり下の方まで再生帯域が伸びているのだらう。
これまたモニターっぽい。

音場も帯域バランスも、Jupiterの特徴を現すキーワードは「スーッと」とか「自然体」。
それでいてモニター用(検聴用)に使えるよーな音の正確性の高さ。
ディジタル録音初期のオケ曲を聴くと、音がフレッシュで、それまで聴こえなかったところまで聴き取れるよーな気がしてくる。
そーゆー印象をラウドスピーカーで例えると、B&Wの800シリーズみたいな感じ。

Jupiterの上流機器との相性だが、上記のやうな特徴を踏まえると、低音をゴリゴリ言わせるほどの強調感のあるPHPAとかは使わないほうが持味が活きる。
今日聴いた中で好印象だったのは、C4(6.3mm口)、iPod Touch6G(KaiserTone)+Hugo、N5(2.5mm Balance)。
なお、N5の2.5mm Balance接続には、Estronではなく付属のALO製ケーブルを用いた。

あ、一つだけ難点もあったっけ。
筐体が大きいので、耳介の溝の形状によっては、筐体が耳介にあたって痛い。
角度を上手に調整していけば、痛くない(痛みがイチバン弱い)ところが見つかるはずではあるが。

2台目のCampfire Audioへの期待 [オーディオ]

さて、まだ師走にも入ってないのだけれど、今年のエポックメイキングは何かと考えると、間違いなくCampfire AudioのLyraだ。
エージングを済ませた後なら、あの価格帯ではイチバン魅力的に感ずる。
ただ、エージング前のLyraと同価格帯のIE800の比較試聴みたいな企画では、明瞭度が凄いけど中音が凹んでるとゆー評価になってIE800に軍配が上がってしまってたのは残念とゆーか、アンフェアに思った。

ワタシにとっては何がエポックメイキングなのかといえば、Lyraが回春剤になって再びポータブルオーディオへの熱量が上がったってこと。
その前に買ったポタヘッドフォン(ESW9LTD、PM-3、MM400)はどれもそれぞれにイイ音なのだが、ポタ熱再発を呼び起こす回春剤ではなかった。
で、何を師走になる前にLyraのことをクドクドと書いてるかと言えば、Campfire Audioには脱帽したよってこと。
Lyraはベリリウムを使ってるからあの音が出たってだけではなく、Campfire Audioの音造りのセンスも要素としてあったはずだよなぁと。
そんなわけで(?)、同社のJupiterも買ってみた(ってゆーか、この記事を書いてる途中で佐川急便で届いた)。
Lyraで見せたCampfire Audioのセンスがまぐれ当たりなのか、実力なのか、その判別はJupiterで問われるだらう。



先週の読書
「加賀騒動」読了。
昭和26年の毎日新聞に連載された本作で、巷説(大槻謀叛人説)をひっくり返したとされる。
読んでみると、これ見よがしの史料読み解きではなく、実に粛々とした筆運びだ。
悲劇的な結末であるのにどこか爽やかささえ感ずる。

濱嘉之「ヒトイチ 画像解析 警視庁人事一課監察係」(講談社文庫)読了。
シリーズ2作目もイイ出来。
お得意の公安モノっぽいとこや、公安びいきのところもあるけど、それすらもイイ意味でのアクセントになってる。

架空戦記1本読了。

先週の組合せの中から2つ [オーディオ]

先週聴いた組合せの中から気になったものを2つ。

①N5(line-out・mini-miniは赤ベルデン)+P5+ESW9LTD
以前からたびたび書いてるところだが、ESW9LTDはESW9(オリジナル)とESW10の中間でESW10寄りの音。
ESW10寄りとするのは、流麗で繊細な高音が故。
半面で、DAPやPHPAといった上流機器(の電源周り?)が弱い場合には、抜けの悪さとか軟弱さが前面に出てしまふ。
そこで今回はバカみたいに電源大喰らいのP5を投入。
なんといっても9.6V230mAhのPOWEREX(2個使用)で2時間~2時間半程度しか持続しないんだから、「バカみたいに電源大喰らい」だ。
さて、その組合せでの出音だが、雄渾で輪郭がバッキバッキにクッキリしている。
マーラー、ショスタコーヴィッチの交響曲やワーグナー指輪の管弦楽曲を音量大きめで聴くと気持ちがいい。
村治のギターは力み過ぎにも聴こえなくはないが、これまた聴いてて気持ちいい。
ただねぇ、ESW9LTDの繊細さは何処へ?
ESW9LTDの出音の振り幅の広さは上流機種の能力へ追随する適応力の高さを示すものではあるのだけれど、ESW9LTD本来の持ち味を活かすのなら他のPHPAを持ってくるか、C4一発で鳴らすほうがよいのかもしれん。

②N5(line-out・mini-miniはオヤイデHPC-MSS)+SR-71A+Lyra
Lyraのエージングが済む前にSR-71Aと組ませたときの出音はよろしくなかった。
音のキャラクタが真逆で、しかも低音と高音が好き勝手に動き回って位相が狂ってるよーな有様。
だが、Lyraはエージングにより、ドンシャリの陰に隠れてた中音が出て低音から高音への一体感が表現できるよーになり、上流機器への適応力が高まった。
そこでかつては相性最悪だったSR-71Aを再投入。
で、得られたのはなかなか面白い音。
Lyraのシャッキリ高音やドスが効いた低音(やや出過ぎ)は殺されることなく、SR-71Aのヌットリとした感触が音にコーティングされる感じ。
一つひとつの楽音にシットリとした潤いがあるのならベストだが、今回の出音は「シットリ」ではなく「ヌットリ」って感じだし、楽音そのものの潤いではなく人工的に表面へコーティングでもされたかのよーな聴こえ方。
PHPAによる音造りとか、演出感といった概念を説明するには恒例の組み合わせ。
でも、その演出が不愉快ではない。
Lyraを鳴らすメインの組合せには選び難いが、たまにはちょっと変わった味付けで聴きたいとゆーときにはイイ。

AmazonのPrime Music [記録のみ]

昨日は久々に扁桃炎(になりかけ)で微熱。
悪くならんうちに休養とゆーことで年休取得。
健康体なら4連休だってことになるが、半病人なんで寝たり起きたり。
ちょっと寝て目が覚めたら、WOWOWでやってた雷蔵の剣三部作を飛ばし飛ばしで眺める。
そのうちに眠くもないが、眼も疲れてきた。
それではとゆーことで、寝床でAmazon Musicを試してみた。

Amazonのprimeサービスは無料お試し期間が終わるのを忘れてて会員になってしまった。
その時は、半ば騙された気分だったけれど、そのうち大量のビデオ見放題ができるよーになって価格以上の内容だなぁと感心してた。
先日、音楽サービスも始まった。
で、CDでも聴いたことがある曲を選んで聴いてみた(iPhone+Lyra)。

まぁ、どんな曲(演奏)なのかをCD(又はDL商品)購入前に試聴してみよーって使い方はできる。
しかし、どんな録音なのかを聴き取ることは無理。
音が平板だし、曲によってはノイズがシュルシュルと変動して気持ち悪くなる場合も。
イヤホンに凝ったり、DAC/PHPAをとっかえひっかえしながら、「低音の質感と量感のバランスがどーしたこーした」とか「Vocalで子音が刺さらずに自然だ」とか宣うやうな聴き方をするヒトにとっては、鑑賞とゆー範疇に入らない。
AAC256ならもっとまともな音質のはずなのになぁ……
もしかしたらエンコードが悪いのかもしれない。
それなら、逆に考えれば、エンコーダーをもっとよいものにしてくれれば改善の余地があるってふーに考えることも。

ついでに、iPhone+Hugo+Lyraでも試してみたけど、音のスカスカ感が強まって却って聴きにくくなった。
現時点ではiPhoneの内臓スピーカーから音を出して枕元のBGMにするのがイチバンしっくりくる使い方かな。


今日の読書
「加賀騒動」は中断して、大石英司「日中開戦(8)」(Cノベルス)読了。
大義なき日中の九州限定戦争もよーやく終焉。
最後の最後で活躍するのがF-4EJ PhantomⅡってのが何とも泣かせる。
さて、次のサイレントコアはどこと戦うのか?
早くもそれが楽しみに。

今週前半の振り返りとUSBケーブル [オーディオ]

月曜は、N5+P5+MH334。
大音量では少し耳に刺さる感じがあるが、音量を絞ってもボケない。
もっと言えば、ボケないとゆー消極的な評価じゃなく、いつもの音量より絞ったところにイチバンおいしい音量がある。
耳にやさしい通勤リスニングにいい組合せ。

火曜は、C4+ESW9LTD。
先週聴いたESW9LTDは、PONOでは相性が悪く、一方でN5+P5では元気のよい音とゆー結果だった。
気楽にDAP1発で鳴らすならC4ではどうかとゆーことで聴いていたが、フツーにイイ音。
全然悪いところは見つからないんだけど、イイ意味でひっかかるところもないかも。

水曜は、iPod Touch6G(KaiserTone)+Hugo+MM400。
先週はiPod+Hugo+PM-3から大変素晴らしい出音が得られたが、ヘッドフォンをMM400に替えてみるとどんなもんだか。
両者で違うところとしては、前方定位と思えるほどの見通しのよさが特異なPM-3に対して、MM400は小型密閉機らしい内省的な音場の出し方だった。
一方で、小音量方向へのリニアリティのよさは両者共通。
使い分けとしては、オケ曲はPM-3、小編成曲はJazz・Classic問わずMM400とゆーところか。

水曜の帰りに、仕事で読んでおきたい書籍を購入するため三省堂書店へ。
ついでにオーディオ書を覗いたら、別冊StereoSound「デジタルオーディオはじめてBOOK」なるムックが目に入った。
同社のムックによくある豪勢な付録付きで(とゆーか付録が本体で雑誌部分がおまけっぽい)、高品位USBケーブルが付いてくる。
iPodとHugoの接続にはUSBカメラアダプタ+10数㎝のUSBケーブルを使ってたが、実のところ長さがギリギリであることが気になってた。
引っ張られてケーブルが断線したら交換すれば足るけれど、HugoのUSB差込口にストレスがかかって壊れてしまったら目も当てられない。
で、件の付録のUSBケーブルは30cmなので丁度よさそうだし、価格も3,024円で手ごろだ。
とゆーことでこれも購入。

喫茶店で早々に開墾し、10数cmのノーブランドUSBケーブルを30cmの高品位USBケーブル(エイム電子製)に交換。
ワタシはディジタルケーブルで音質に違いが出ることに得心しているわけではないんだけれど、この交換では確実に音が変わった。
聴感上の歪がグッと減って、さらに音の温度感が暖かみのある方へ変化した。
なかなか効果的だ。

帰宅後に調べてみると、この付録のケーブルと同じシリーズの市販品は15cmで8,500円、50cmで9,000円とプライシングされている。
しかし、上記のとおり付録の30cmタイプはムック本体と込みで3,024円。
ムックが戦略的な価格としてべらぼうに廉価なのか、市販品の価格がボッタクリなのか?
むー不可思議な値付けだ。


今週の読書
村上元三「加賀騒動」(光文社時代小説文庫)に着手し、6割まで。

N5+Hugoの同軸ディジタル接続 [オーディオ]

Hugoで1つ書き忘れた。

iPod以外のDAPとMojoの接続のために同軸ディジタル接続がちょっと話題の模様。
それでは試してみるかとゆーことで、N5の同軸ディジタル出力をHugoにつないでみた。
ケーブルはN5の付属品(3.5mmTRS→RCA♀)+変換プラグ(RCA♀→♂)を使用。

さて、音はまったく好みに合わずだった。
ものすごく安定的で、破たんのない音ともいえるが、聴いててサッパリ面白くない。
心躍らない音。

N5のディジタル出力や付属品ディジタルケーブルが悪いのかもしれない。
N5のディジタル出力にはアップサンプリングがないからなのかもしれない。
でも、それ以上に、HugoがUSB入力で最大限の性能を発揮できるように設計されてるってゆー仮説がイチバン正しいんじゃなのかなと想像。

さて、MojoもUSBがイチバンなのか、USBと他のディジタル入力で差がないよーにMojoは作られてるのか?
Mojoユーザーによる各ディジタル入力による音の差についてのレビュウ、出ないかな~

周回遅れのHugo賛美 [オーディオ]

ポタ界隈がMojoで大盛り上がりを見せてるときに、今更ながらのHugoについて一くさり書いておきたい。

まずは、1つ前の記事の末尾で書いた、ワタシが感心した2つの特徴とは何なのかから書こう。
1つは音の密度がミッチリ詰まっていることで、これはややもすると音離れのよさと相反するのだが、両方とも十二分で満足させる水準であることが凄い。
もう1つは、Dレンジの広さで、特に小音量方向へのリニアリティは他機で聴いたことがないほど。
小音量でのリニアリティがよいとゆーことは、小音量であっても音が団子状にならずフツーに聴き取れるとゆーことで、音量を控えるべき場面も多いポタ環境ではとてもありがたい性能。

この2つの特徴は、HugoとPM-3だから出てきたことなのか?
検証のために、金曜はiPod+Hugo+Lyraで聴いてみた。
①音の密度と音離れの両立、②小音量方向へのリニアリティのよさはイヤホンでも聴き取ることができた。
これはHugoのもたらしたものと判断してよいのだらう。

さて、ワタシがHugoを購入したのは遅い。
2014年春に発売されたときは価格の面で見送ったが、それから1年数か月を経て、2015年7月末にB級品を購入した。
B級品だからと言うわけではないが、購入直後からHugoの運用場面は少なかった。
その理由としては、
①過剰なほどの情報量をイヤホンでは処理しきれずに聞き苦しくなる印象があったこと(ヘッドフォンの時季まで先送り)
②(当時は)USBカメラアダプタの先端にmicroUSB変換プラグを付けてUSBケーブルは不使用って使い方をしてたのだが、それではiPodとの取回しが悪くてポタで使いにくいこと
③(上記②ともかぶるが)microUSB変換プラグはHugoのmicroUSB差込口との篏合が悪くて脱落しやすいこと
だった。
だが、世間の評判では、上記①~③みたいなハナシは聞かないからワタシの使い方が悪いのだらう。
そう考えて、先日、Hugo純正のキャリングケースを購入した。
音を出さないキャリングケースに1万円以上使うのには躊躇するところがあったが、Hugoをポタ環境で満足に使えないことを考えれば購入するしかないと言い聞かせて購入。
併せて、USBカメラアダプタにmicroUSB変換アダプタを付けるとゆー変則的な使い方を改めて、10数㎝の短いUSBケーブルを使うことにした。

こうした使いこなしの変更後の音は、上記のとおり素晴らしいもの。
7月末に購入した直後には思ってもみなかったほどの高水準。
これはなんなんだろ?
上記①の情報量がイヤホンで処理しきれないってのは、Lyraのエージングにより解決。
②と③の取回しやmicroUSB差込口との篏合の問題は、実は使いこないの問題だけではなかったよーな気がする。
キャリングケースのゴムベルトでiPodがしっかりホールドされていること、短いUSBケーブルを使ってしっかりとHugoのmicroUSB差込口に固定していること、この2つが音の面にも効いているんじゃないかと。
逆に言えば、DAPがフラフラ、それ以上にUSB接続が外れやすいなんて状態で、出音に何の影響もないと思うほうがおかしいんだろーな(と今になって思う)。

ポタ界隈に対して周回遅れのHugo賛美なんだけど、1つだけ文句を付けたいのは、3.5mmヘッドフォンジャックが彫り込みの中にあって、アングルプラグが差し込めないことだ。
Lyraの純正ケーブルはアングルプラグなので、Hugoには6.3mm口に変換プラグ(6.3mm→3.5mm)経由で差し込んだ。
変換プラグで聴感で分かるほどの劣化があるとは思えないし、6.3mm口でのほうが接続が安定しているかもしれんけど、なんか精神衛生上よろしくないねぇ。



先週の読書
翔田寛「真犯人」(小学館)読了。
誘拐事件当時・同事件時効間際・誘拐事件関連の殺人事件が起きた現在とゆー3つの時間軸、祖父と孫の二代にわたる捜査官。
こうした複数時間軸のミステリはどれも似たような感じになってしまうし、本作も似た構成の他の作品とのの類似性は思わなくもないけど、それを除くといかにも実直な警察小説らしい捜査描写なので大満足。

続いて、架空戦記(新書3冊分合本の文庫)読了。


ヘッドフォン運用再開 [オーディオ]

先週は、体調不良ってほどではないが、やたらと疲れやすくて、ちょっと横になっただけでそのまま沈没してた。
と言っても、日中(通勤往復+昼休み+帰りがけの寄り道)のポタ聴きは平常運転。
その中でいろいろとあったので、2つの記事に分けて記録しておく。

まず、1つ目の出来事としては、火曜からヘッドフォン運用を開始したこと。
スタートは、PONO(Balance)+ESW10。
ESW10はポタ用として非常によくできたヘッドフォンなんだけど、中低音がぽっかりと凹んで聴こえることがある。
それを補うDAPとしてPONO、しかもバランス出力で使ったときのPONOがイイ組合せ。
このことはこれまでにも分かってたこと。
今回改めて、その相性のよさを再確認したけれど、完全ではないことも認識した。
それは音量を控えめにすると、PONOでもやっぱりオケ曲で中低音の密度が足りない聴こえ方をするってこと。
まぁ、これは使い方でカバーできる。
音量を控えめにせざるを得ない通勤電車の車中ではオケ曲を避ける。
車中ほど周囲を気にしなくてもよい喫茶店とかでは音量を上げる。

水曜は、PONO(Single-end)+ESW9LTD。
中低音が豊かだが、混濁感を伴うESW9(Original)。
透明感がESW9よりもはるかに高いものの、中低音が凹むようにも聴こえるESW10。
ESW9LTDは、大雑把に言えば、両者の中間でESW10寄りの音。
なのでPONOとの相性もいいだろうし、Balance用にケーブルの小細工をするまでもあるまいと思ってた。
だが、実際に聴いてみると何だか平板に感ずる。
音場がどーこーっていみでの平板ではなく、何を聴いても躍動感が聴き取れないとゆー意味で平板。
あれ、ESW9LTDってこんな音だったっけ?
帰宅後に、アナログ接続の2段重ねでは(ワタシの手持ちの機器の中で)最強力のN5(Line-out)+P5を投入。
この組合せで聴くESW9LTDは、ポタ用ヘッドフォンならではの「音が耳に近い」とゆーところは仕方ないとして、それを除けば躍動感あふれる音で、帯域バランス上の凸凹もDレンジでの不足もない。
じゃ、PONOではなんで平板なのか。
相性の問題かもしれないし、PONOの充電が半分以下の状態だったせいなのかもしれない。

木曜は、大物投入。
iPod Touch6G(KaiserTone)+Hugo+PM-3(オヤイデリケーブル)。
iPodとHugoはUSBカメラアダプタ経由で接続したのでハイレゾ出力が可能で、KaiserToneの機能を用いてHugoの受け入れ可能なとこまで整数倍アップサンプリングした(44.1KHzの場合は8倍の352.8KHz)。
PM-3のリケーブルはゾネホンのケーブルも使えるので、手持ちのケーブルがいろいろあるが、音の安定感と取回しのよさからオヤイデを選んだ(SilverDragonも捨てがたかったが、取回しのことも含めるとトータルでオヤイデ)。
さて、この組合せの音だが、これがすこぶるよい。
PM-3は平面駆動のおかげなのか、構造的な要素(イヤパッド込みでの振動版と外耳との距離や角度)のせいなのか、それともトランジェントのよさなのか、原因はわからんが、音離れがよくて、ちょっと前方定位っぽくも聴こえる。
この長所は他のDAP、DAC、PHPAを使ったっときにも十分感ぜられるところであったが、今回のHugoではそれが際立っている。
さらによいところが2つあるのだが、これは上流に他機を持ってきたときには聴き取れなかったことなので、Hugoがもたらした恩恵なんだと思う。

これについては、次の記事で。

イヤホン組合せ3通り [オーディオ]

水曜は、N5+The Portaphile627+K3003。
K3003の高音は弦楽ではきつくて薄い印象になるが、The Portaphile627により幾分音に厚みが出て調子がよい。
試しにN5直刺しにすると、Phone出力の元気のよさをもってしても高音のきつさを緩和できず。
この組合せにはPHPA使用が必須かなぁ。

木曜は、N5+E12DIY+SE846(Zephone EL-25リケーブル)。
Lyraや須山のカスタム(333、MH334)に比べると、大味に感ずる。
ただし、大味であっても音はイイ。
微細なところは拾い切れていないが、音楽のおいしく聴こえるところはキチンと出している感じ。

金曜は、N5+SR-71A+ER-4S(Zephone EE-5リケーブル)。
SR-71A+ER-4Sの相性のよさはDAPにiPod6Gを使ってた頃と変わらず。
SR-71Aの充電池の残量が怪しくなってきた(音が歪っぽくなった)段階で直刺しに移行。
N5のみでもER-4Sを十分な音量を得ることはできるが、音の沈み込み方が圧倒的に不足する。
結果としては、上述のSR-71A+ER-4Sの相性のよさを再認識させられたってことか。

さて、ポチポチ気温が下がって、イヤホンからポタ用ヘッドフォンに切り替えようかなと思ってるんだが、Lyra、MH334、333、K3003、SE846と比肩するほどに満足できるのか不安も残る。
ポタ用の中から考えられるのは、PM-3とAH-MM400が候補なんだが、iPod Touch6G(KaiserTone)+Hugoでどんな音になってくれるかなぁ。
あ、その前にiPodとHugoをどーやって束ねよーかねぇ?
Lightning-USBカメラアダプタ+USBケーブルが案外と邪魔になるし、外れやすいしで厄介だよなぁ。
両者をコンパクトに収めるキャリングケースみたいなのを入手するのが早いかしらん。
また、散財か……


最近の読書
ちょっと停滞気味で、都築政昭「黒澤明と『天国と地獄』ドキュメント・憤怒のサスペンス」(朝日ソノラマ)のみ読了。
ニコ生のとある番組で紹介されてたんでAmazonで古本購入。
「天国と地獄」は三十数年前に地上波(CX)で放送されて、VHSに録画したものを何度となく観てきたし、ドナルド・リチー「黒澤明の映画」(キネマ旬報)も既読だったので、多くのエピソードは既知だったが、撮影技術的なとこは初見で面白かった。
ドナルド・リチー「黒澤明の映画」は現代教養文庫(社会思想社)で文庫化されてたことは知ってたが、後に増補版になってたのは知らなかった。
増補部分も読みたかったのでAmazonで古本発注中。
朝日ソノラマも社会思想社もいまや存在しないことに感慨。

500時間後のNighthawk [オーディオ]

家の中でのヘッドフォン環境についてメモ。

居間で音が鳴ってる時間が最も長いのはテレビ録画・BDソフトの再生音だ。
BDレコーダのディジタル出力→DAC(Lavry DA10)→Philipsのセパレートアンプ→Celestion SL6とゆーラインナップなのだが、DACがDA10なのがミソ。
もう8~9年位前のDACだが、24bit96KHzまで対応してるんでBDレコーダのディジタル出力とつなぐのには十分であり、脚色のないストレートな音は好ましい。
それにDA10に付いてるヘッドフォン出力がかなりの出来で、フラットで大変力強い音が得られる。

このDA10のヘッドフォン出力にNighthawkをつなぎっぱなしにしていた。
約4か月間(約120日間)*1日当たり4時間≒500時間弱のエージングだ。
ときどき音楽番組をシッカリ聴きたいときはNighthawkを使ってたが、それ以外は椅子の下で放置状態だった。

で、久々にNighthawkを聴いてみたのだが、何ともイイ音だった。
久々ってことによる心理的な下駄を履いてるかもしれんけど、イイ音。
Nighthawkの音はドンシャリ期→両端まろやかな音の時期を経て、力強い音もでるよーになった。
間接音のやうな微細なのもよく拾う。
直間比率は少々間接音多めのナチュラルなエコー感が付帯してるよーな気もするし、そのせいもあって音は太く聴こえる。
が、これはオープンエアを名乗っているものの実質セミオープンとゆーか背圧逃し機能を備えたセミ密閉とゆーか、まぁ密閉型に近い音調であるがゆえにそう感ずるのかもしれん。

今は件のDA10+NighthawkでBSプレミアム「第14回東京ジャズ」の録画を視聴しているが、ドラムスの力強さ、ピアノの音のコロコロと転がるよーな愉しさ、サックスのふてぶてしさと色気までシッカリと聴かせる。


最近の読書
ミステリはお休みして、牧野愛博「戦争前夜 米朝交渉から見えた日本有事」(文藝春秋)を読んでた。
著者は朝日の記者だが、政治的偏向はほとんどなく(皆無ではない)、丁寧に米朝・日朝の外交の裏面を追っていて好著。
ただ、最後に意味不明の安倍政権批判めいた言辞で締めているのが朝日の記者らしさか。
そこだけは噴飯物なのが珠に瑕
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